このレシピの作者
氏名
安井 マリナ
ふりがな
やすい まりな
所属
美食薬膳Labo 主宰
有資格
国際中医薬膳師
調理師
想い
薬膳とは自分と向き合い、自分を大切にすることだと思っています。
私は元々食べることが大好きなのですが、高校生の時に食事制限のダイエットをしたことがあります。体重はどんどん落ちましたが、様々な体のトラブルを体験しました。アメリカへ留学した際には食べ物がガラリと変わり、今度はみるみる体重が増えていきました。
体はとても正直で、食べた物や心の状態まで映し出します。
中医学や薬膳を学び始めて、それまで持っていた知識とは全く違う食材の性質や効能を知り驚きました。一概に薬膳と言っても、それぞれの体質や季節によって体が喜ぶ食材は変わります。薬膳で使う食材は、高級食材や、手に入りにくいもの、薬の味がするものではないかとよく聞かれます。しかし、スーパーで買える食材を使用し、普段使っている調味料で調理し、毎日続けられることが大事だと考えています。
体に良いのはもちろんのこと、体と心はつながっているので、美味しく頂かなくては心も喜びません。体も心も喜び、健康な毎日を過ごせるようお手伝いできれば幸いです。
作り方
1) トマトは8等分のくし形にし、さらに半分に切る。
2) エノキは食べやすい大きさにほぐす。
3) 大葉は千切りにする。
4) 鍋に水とコンソメキューブを入れ火にかけ、沸騰したらトマトとエノキを入れる。
5) 30秒~1分程煮立たせたら、ゴマ油、しょう油を加えかき混ぜる。
6) 器に盛って大葉をトッピングし、完成。
作者コメント
トマトは体にこもった熱を冷まし、のどの渇きを潤してくれます。エノキは代謝が落ちた時に起こる咳や吐き気、めまいなどを取り払う作用や通便作用があります。夏はクーラーや冷たい飲み物などで隠れ冷え症の方が増える季節なので、おなかを温める作用のある大葉で冷えすぎないようにバランスを取りましょう。