1)ハツは縦に切り込みを入れて、中の血をきれいに洗い流し、水気をふき取る。ボールに入れて、ショウガ汁をかけてもみこみ10分おく。 2)水で戻した黒キクラゲの石づきをとりひと口大に切る。ニンジンは長さ4cm厚さ2mmの拍子切りにする。トウチは粗みじんに切っておく。 3)チンゲン菜は6~8等分して茹でておく。 4)鶏ガラスープにオイスターソース、酒、さとう、片栗粉、こしょうを混ぜてタレをつくる。 5)フライパンに半量のゴマ油をひき、ニンジン、黒キクラゲを炒めてさらに取りだしておく。 6)フライパンに残りのゴマ油をひき、1)のハツを炒め、火が通ったらトウチを加えさらにサッと炒める。 7)取り出しておいたニンジンと黒キクラゲをフライパンに戻し、4)のタレを加えて混ぜ味をととのえる。 8)味を整えて皿にチンゲン菜と共に盛り付ける。
薬膳には体の不調な内臓を他の動物の同じ内臓を食すことで、体質を改善する以蔵補臓(いぞうほぞう)という方法があります。 ハツは心臓なので弱った心を補ってくれる働きがあります。 更に黒キクラゲは気力を回復し、オイスターソースと共に血も補ってくれます。 チンゲン菜はその血をめぐらして夏の暑さで弱った体を元気にしてくれます。